痴漢電車
引き剥がせ

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◆スタッフ◆
製   作………オフイス・バロウズ
提   供…………Xces Film
脚   本……………五 代 響 子
     ……………切 通 理 作
      『新痴漢電車 指師で開きます!』より
監   督……………池 島 ゆたか
撮   影……………稲 吉 雅 志
照   明……………小 川   満
録   音……………シネ・キャビン
編   集……………酒 井 正 次
助 監 督……………高 田 宝 重
スチール……………佐 藤 初太郎
現   像……………東映ラボテック
◆キャスト◆
笹井奈津子…………木戸原 留 美
京   子…………しのざきさとみ
女   A…………井 上 あんり
女   B…………杉 原 みさお
O L…………扇   ま や
今村 文人…………小 林 一 三
加   藤…………杉 本 まこと
池田 康男…………池 島 ゆたか
田   中…………神 戸 顕 一
中年の痴漢…………山 本 竜 二
◆解説◆あなたは最近オスになっていますか?そしてガンガンSEXしてますか?
 オスになれない人、これからなろうという人のために、エクセスが贈る『痴漢電車シリーズ』。指師と呼ばれる痴漢の達人が、初心者にも楽しめる痴漢の新テクニックを伝授致します。
 電車で痴漢をする心構え、
 その一、女を見たら目で犯せ。すなわち視姦である。『イイ体してるなあ、きっとオッパイはDカップだろうなー』妄想の後で射精するくらいが望ましい。
 その二、女は顔だけではない。アソコが命。選り好みしているうちはまだまだ甘い。やれるなら誰でもやってみよう!
 その三、いつでもどこでも勃起しよう。これは女に対するエチケットである。嫌がる女に堅くなったイチモツをグイグイ押し付けてみよう。女は絶対嫌がらない。女には理性よりもメスの本能が強いから。
 その四、案ずるよりやるべし。
 具体的なテクニックは映画を見てのお楽しみ。
 痴漢をされまくるのは、ピチピチDカップの木戸原留美。新人とは思えぬ過激さで大好評。熟女のお色気たっぷりのしのざきさとみ、井上あんり、扇まや。スケベならなんでもOKの杉原みさお。あなたの好みに合わせて選り取り見取りの女たちが続々登場! 監督は成人映画界の性豪を自ら名乗る池島ゆたか。
 さあ、あなたも熱い血流を海綿体に送り込み、この一本で女の喜ぶオスになろう!
◆ストーリー◆
 早朝の満員電車。座席に座っていた奈津子は、松葉杖をついている男に席を譲った。するとその奈津子の後ろに近付いて来る中年男がいる。新聞を見ているふりをしながら痴漢をする。何食わぬ顔をしながら、男の指使いは大胆だ。必死に男から逃れようとする奈津子に、周囲の乗客は冷たい。やっと電車が駅に着き、男から逃げ出す奈津子。一日の始まりが痴漢のせいで台無しになってしまった。
 その頃、別の電車の中でも同じような光景があった。純粋そうに見える青年・文人が女子高生を痴漢していた。文人のテクニックは顔に似合わず大胆だった。やがて電車が止まると文人は何もなかったように電車を降りて行った。
 その夜、奈津子はボーイフレンドの部屋を訪ねた。朝の痴漢男・文人が奈津子の結婚を約束したボーイフレンドであった。このふたりはSEXを知らないまま一緒になろうとしていた。奈津子はまだ処女、そして文人もまだ童貞だった。文人は女に手を出せないくせに、痴漢をする癖がやめられない。奈津子が訪ねていってもバイトに熱中していて、話もロクにしてくれない。奈津子はその姿にいつも寂しい思いをしていた。奈津子はリハビリセンターに勤める看護婦だった。車イスに乗っているのは学生の加藤であった。加藤は盗んだバイクで暴走中に事故にあった。
「オネーサンは処女?」
 献身的にリハビリの手伝いをしている奈津子に、不良の加藤はわざと卑猥な言葉を言ってからかうのだった。
 帰りの電車の中で奈津子は、バイクに乗った加藤とその仲間にレイプされる夢を見た。獣のような加藤たちに犯される奈津子。自分の悲鳴で目が覚めるとあわてて電車を飛び降りた。
 奈津子は何度か文人にアプローチしたが、文人は何の反応も示さない。いつまでも純潔のままでいたいらしい。
 その頃、階下に住んでいる京子夫婦はSEXの真っ最中であった。部屋を揺らすような激しいSEXであった。文人の部屋にも女のあえぎ声が聞こえてくる。けれども文人は気にもしていない様子だった。
 翌日、バイトに向かう文人は、電車の中でまた痴漢をしていた。文人の視線はヤンキーに囲まれて痴漢されている京子を見ていた。京子はそばにいる夫・康男に救いの視線を送るが、康男はヤンキーたちが怖くてそ知らぬふりをしていた。ヤンキーたちの中に足の回復した加藤がいた。ヤンキーたちの手で辱めを受けていく京子の股間は、次第に濡れていった。
 文人はその晩、夢を見た。電車の中でヤンキーたちに痴漢に会っている奈津子を助けられない自分を見た。昼間の情けない康男と同じ自分に自己嫌悪を感じていた。
 翌日、文人は痴漢をしに電車に乗る。京子の尻に手を這わせた。京子はそれに応えるようにあえぎ、目で誘う。京子は強引に文人を自分の部屋に引き入れた。京子が階下に住む夫婦だと言うことに初めて文人は気がついた。京子になかば犯されるようにして童貞を失った。文人は激しい屈辱で涙がこばれた。無理やり男にされてしまった。
 放心状態で町をさまよっていた文人に、奈津子の姿が目にとまった。
 文人は初めて奈津子を抱いた。奈津子と結ばれた文人は、もう二度と痴漢をすることはないだろう。
 階下では夫婦の亀裂など何もなかったように京子と康男が絡みあっていた。数日後、朝の通勤電車の中、文人は痴漢をしている男・康男を見た。されている女はと言うと、なんと妻の京子であった。痴漢をやめた文人には異様な光景として目に写った。