熟女後家
肉棒依存症

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◆スタッフ◆製作:…サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:北村淳『未亡人旅館 肉欲女体盛り』より/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:渡波洋行/編集:酒井正次/録音:シネキャビン/音楽:レインボーサウンド/助監督:高島平/スチール:佐藤初太郎/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆早苗:松島エミ/美沙:杉下なおみ/明子:林由美香/新二:久須美欽一/和夫:芳田正浩/三郎:神坂広志
◆解説◆ 夫を亡くし、一人寝の淋しさから股間に指を、一本二本と挿し入れる…み・ぼ・う・じ・ん。
 『熟女後家 肉棒依存症』スチール1やもめ、募婦、びぼうじん、後家と色々名称はあるけれど、男心を酔わせるのはやはり『未亡人』である。
 今回の物語は、旦那の唯一残した財産が、ひなびた旅館一軒。若女将に就任した未亡人の、女三助ありの女体盛りありのハチャメチャサービス満開!女人の館と化した旅館は、今日も大繁盛。主演の未亡人には、松島エミ。スウェーデンと日本人のハーフであるが、和服姿の大人の色気には思わず生唾モノ。現場では、ハーフならではのダイナミックな喘ぎ声にベテラン監督新田栄も後退りした程である。
 一発二日、いや失礼…一泊二日の旅にあなたも出て見ませんか。エクセスは、決して手で抜きません!またまた失礼…手を抜きません!ご期待下さい。
◆ストーリー◆ 大橋早苗は、1年前に交通事故で夫を亡くした。1周忌を終え、やっと心の整理がついた早苗は、夫が残した唯一の財産である旅館に訪ねて行く。夫が生きていた間は、夫に任せきりだった旅館であったが、夫が死んでからは毎月赤字が続いていた。このままでは、処分しなければならない。そう思った早苗は、自分の目で確かめてから決めようと思った。早苗としても夫の生まれ育ったこの旅館を残したいと思っていた。
 旅館の近くまで来ると、夫の両親の代から勤めている板前の新二が迎えに出ていた。今、この旅館は、新二と女中の美沙が切り盛りしている。「先代のだんな様には大恩がありますから」と言う昔堅気の新二は、早苗のことを『若奥様』といって慕ってくれていた。早苗はそんな新二の実直さを信用して、なんでも打ち明けていた。
 けれども新二の心の中では、若だんなの妻であると同時に、ひとりの女として恋いこがれていた。若だんなが死んでからというもの、日増しにその思いが強くなっていった。こうしてふたりきりで話をしていると、新二はあらぬ妄想をしてしまう。新二が寝ていると、早苗が忍び込んで来た。体が透けて見えるようなネグリジェ姿の早苗は、新二の体をまさぐる。「若奥様、いけません」「『熟女後家 肉棒依存症』スチール2いいの、大丈夫。夫はもう死んじゃったのよ」早苗の豊満な肉体の誘惑に勝てずに、忠義なぞどこ吹く風でオスに変身していく新二だった。石につまづいてハッと我に返る新二だった。
 その頃、女中の美沙は、常連客の和夫の布団の中にいた。若だんなが亡くなってから、私が女将とばかりに取りしきっていた美沙にとって、早苗が乗り込んでくるのは面白くない。まして、毎月赤字を出しているのは、和夫にお金を貢いでいたからだ。そんなことが発覚したら大変なことになる。「私、因ってんのよ。あんた、なんとかしてよ。私、横領で警察にとっつかまっちゃうわよ」和夫と相談し、早苗は女将とい
客が到着した。キャリアウーマン風の明子と、その部下の三郎だった。美沙がお茶を出しに行くと、「二人になりたいから、早く出ていけ」といわんばかりの明子の様子を見て、早苗いびりを思いついた。案の定、美沙が部屋から出て行くと、明子は三郎にしなだれかかった。「いいわね。ここは会社じゃないんだから遠慮なく私を食べていいのよ」「はい、主任」「主任じゃないわよ、明子よ」二人の会話が途絶え、明子のくぐもった声が聞こえ始めると、美沙は急いで早苗を呼びに行った。何も知らない早苗は、美沙に言われた通りにふたりの部屋に挨拶に向かう。障子を開けて愕然とする早苗。全裸でもつれ合っている明子と三郎の姿が目に入った。「あんた、何しに来たのよ」明子の罵声と怒声を背中で聞きながら、あわてて早苗は逃げ出した。
 裏庭でひとり落ち込んでいる早苗の姿を見た新二は、やさしく慰めにやって来た。「あのお客さんの夕食は私が腕によりをかけて作りますよ。だから、若奥さんは心配なさらないで下さい」新二の暖かい言葉に、思わず早苗は涙した。そんな早苗をやさしく抱き締めながら、新二は、またあらぬ妄想にひたっていく。
 新二の『熟女後家 肉棒依存症』スチール3料理のおかげで、明子たちの怒りもおさまった。めでたしめでたしと思いきや、美沙は、早苗にとんでもないことを持ちかけた。「今、男の方が露天風呂に入ってますから、若奥さんも入って行ってサービスしてくるんですよ」「私が!」「お背中流しましょうかって…男の機嫌を良くしておけば、女の方は大丈夫ですよ。男が喜んで女に尽くしますから」「でも…」「若奥さんがあんなことをした後ですからね。たっぷりサービスしておかないと2度とうちみたいな旅館には来てくれませんよ!」なかば美沙に脅迫されながら、早苗は夜の露天風呂に向かった。明子から解放されて、ひとりのんびりと湯につかっている三郎の隣に、早苗が入っていく。驚く三郎。「先ほどはすみませんでした。あのう、よろしかったら、お背中流します」「そ、そんな…いいです」「そんなこと言わないで下さい」湯舟から出た三郎は、おどおどしながら、早苗に背中を向ける。鏡に写る早苗の裸体についつい目がいってしまう。早苗は、美沙に教えられた通りに、おずおずと三郎の下半身に手を伸ばす。「あっ!そんなことすると、俺っ…」我慢できなくなった三郎は、早苗の乳房にむしゃぶりついていく。「ああ、お客様、やめて下さい!」三郎に押し倒される早苗。木陰から見ている男の姿がある。新二である。「あっ、若奥さん!」と言って飛び出そうとする新二の腕を掴む美沙。「やめなさいよ。若奥さんだって楽しんでるじゃない。それより、新二さん、あんたなんでここにいるのよ。あんた、もしかしたら覗いてたんじゃない、若奥さんのハ・ダ・カ」新二、美沙を睨みつけて去って行く。
 翌日、明子と三郎は、大喜びで帰って行った。ふたりの部屋には山盛りのティッシュが散乱していた。早苗が声をかけても、今日の新二は逃げるように去って行く。気になる早苗は美沙に聞くが「もともと性格が暗いから」と言われる。午後からやって来る客を迎えるため、美沙に教えを受けながら、早苗は旅館中を走り回っていた。忙しさの中で、今までの生活では体験出来なかったことが、早苗には新鮮に思えて来る。「美沙さん、旅館の仕事って大変だけど、私、好きになれそう。がんばって立派な女将になってみせるわ」美沙は、思っていた以上に早苗が手強いことを知る。その時、帳場から男の怒鳴り声が聞こえて来る。「この旅館には泥棒がいるんだ。警察を呼べ、警察を!」新二を相手に息巻いているのは和夫だ。和夫が仕事先から集金して来た金の入った鞄が無くなったと言うのだ。あわてて早苗と美沙がやって来た。早苗は和夫を見て驚く。「野口君!」「サナエ?=嘘だろう」早苗と和夫は、大学時代の同級生だった。思いがけない所での再会だった。先程の勢いはどこ吹く風の和夫は、早苗と思い出話に花が咲く。
 部屋の中で早苗とふたりつきりになった和夫は、早苗を口説き始める。美沙から早苗に乗り換えようというのだ。仕事先の客をこの旅館に紹介するとか、金持ちの取引先を来月連れて来るとか、おいしい話をしながら、早苗に近付いていく。和夫の手が着物の裾をめくりあげた時、「女将さん、お客様がお見えになりました」という美沙の声で、救われたように立ち上がる早苗だった。早苗が客の出迎えに出て行くと、美沙は和夫の部屋に入って行く。話が違うと抗議する美沙に、和夫は冷たい。和夫の心変わりに気付いた美沙は、泣きながら出て行く。早苗を追い出そうとした美沙『熟女後家 肉棒依存症』スチール4
は、自分で墓穴を掘り、自分が出ていくはめになってしまった。身の回りの手荷物を持って、裏口から美沙は出て行った。美沙がいなくなって、その晩、早苗はひとりでてんてこ舞だった。仕事が終わって、床に入った早苗はぐっすりと寝入ってしまった。
 深夜、和夫は早苗の寝室に忍び込んで来た。熟睡している無防備な早苗を犯すことは簡単なことだった。事後、和夫が出て行くと、早苗は浴衣を羽織り、風呂場に向かう。誰もいない風呂場で、汚れた体を流しながら、屈辱に涙する早苗だった。風呂場の戸口で新二が立っていた。
 翌日、何事もなかったように、にこやかに和夫を送り出す早苗、早苗が自分を受け入れたと勘違いした和夫は、気安く早苗の体に触れる。そんな和夫を新二は強引に玄関から引きずり出し、外に突き飛ばす。「何するんだよ、俺は客だぞ!」と向かってくる和夫に、水を引っかける早苗。「新二さん、警察呼んで頂戴。この男はあたしを暴行したんだよ!」驚いて早苗を見る新二。唖然とする和夫に向かって、「とっとと消え失せろ!」とバケツを投げつける早苗。
 lか月後、すっかり女将らしくなった早苗の姿があった。再び戻って来た美沙をとがめずに、新二と三人でカをあわせ、みごとに盛り返した旅館は、今では、三か月先まで予約が一杯だった。早苗が考え出したアイディアが大うけし、次から次へと男性のお客が増えていった。早苗と美沙がエッチなコスチュームで、宴会を盛り上げ、女版三助のサービスもパックになっていた。今夜もやんや、やんやの大騒ぎで夜がふけていった。