◆キャスト◆河上あずみ：織田こずえ／袋小路実子：青木こずえ／島田幸恵：田口あゆみ／河上則男：柳東史／島田香介：杉本まこと／寺小五郎：中村和彦
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解説◆ 『（秘）性生活』と聞くとなんだか他人にはいえないような凄く怪しげなことをしているような…いったい他人はどんなセックスをしているのか正直いって凄く気になるところだ。あえて人にいうものでもないが、人に自慢したいような隠したいような…。セックスの面での不満からうまくいっていない夫婦がいたとしても、それを他人に言いにくいし、例え言ったところで、たんに我慢が足りないとか、浮気性ということで片付けられるか、または変態と思われるか凄いと思われるか？微妙なところである。夫婦生活を何年も続けていれば、はっきり言ってお互い飽きは来るし、マンネリもしてくる。ここでごくノーマルなセックスをしているとは思えない。だから余計なことは聞かないし言わないのか？
最近の女は恐ろしいものでこういうことになると、女の方がペラペラと良くしやべりたがる。近所の叔母ちゃん達の、井戸端会議に耳を傾けてみると赤面してしまう。主に、彼女たちが話題にしているのは不倫相手のことであって、それでもやはり夫婦のことは（秘）なのである。愛人との情事では（秘）にはならない。夫婦という言葉があって初めて（秘）の一言が生きてくるのだ。
今回エクセスでは「隣のSEX ご賞味いかが？」と言う、なんとも怪しげな内容で監督に浜野佐知、主演にスタイル抜群織田こずえがお届けします。お楽しみに。
◆ストーリー◆ 最近、あずみは、夫の則男が風俗に通っているのを知って、衝撃を受けた。フェラチオしている時に、則男が「いつもみたいに裏筋を」と口を滑らしたのだ。最初は則男が浮気しているのかと疑ったが、追及すると風俗通いを告白した。則男は、単に発射するためだけに行くのだから気にするなと言う。
しかし、納得しないあずみに則男は怒り「お前はセックスが下手だ」と放言した。傷つくあずみ。考えてみると、街には安い金でサービスする若いプロの女達が溢れているのだ。夫はセックスの快楽をそうした街のプロに求め、妻は単に子供を生む飯炊き＆掃除女に過ぎなくなってしまうではないか。
あずみは離婚も考えるがしかし夫の風俗通いで離婚というのも情けない気がする。それに、何よりショックだったのは、夫の「お前は下手だ」という断言だった。女としての自分に対する侮辱だ。しかし、反省してみると、セックスは夫まかせで、テクニックを真剣に考えたことはなかった。
危機感を深めたあずみは情報を集め、雑誌の広告で性技指導を行う女性がいることを知る。夫婦やカップルに、性の真髄を伝授するというのだ。あずみは性技指導者、袋小路実子に電話し、とりあえず相談してみると、夫を夢中にさせるテクニックを、実践やビデオなどの教材で教えると言う。
事務所は持たないと言う実子と、あずみは公園の東屋で待ち合わせた。果たして信用できるのか？怪しげな女だったら、断わって帰ってくればいい。しかし、やってきた実子と、助手の寺は、ストイックな性の求道者といった趣で、信頼できそうだった。
三人でラブホテルに入る。まずはトランクから取り出したビデオで、男の体に対するテクニックを指導する実子。ビデオに出演しているのは実子と寺で、最初は露出狂の変態かと疑うあずみだが、実子は真面目かつ誠実だ。ビデオを見ながら、寺を台にして見事な舌や指のテクニックを指導する。
それを見るだけで、何となくぼーっとしてしまうあずみ。良かったら、あずみも寺で実習してみないかという実子の言葉にうなずき、参加する。さらに実子は女が深く感じることによって、相手を感じさせることができると言って、舌や指、中国伝来の秘球と称する金属の小さな玉などを使って、あずみを感じさせる。確かに自分が感じることによって、舌使いや腰使いに微妙なバイブレーションが加わるのだ。
実子と寺のテクニックは半端じゃなかった。絶頂寸前まで、何度も持って行かれ、本当はNGだったインサートを思わず自分から求めてしまうあずみ。そして、何度もイク。
すっか
り堪能したあずみだったが、これでは結果的に浮気したような気もする。実子と寺の3Pにうまく参加させられたような気がしないでもない。しかし、テクニックビデオも買ったので、これを見ながらマスターし、則男で試してみればいい。その夜、久しぶりに則男がセックスを求めてきたので、習ったばかりの舌使いを試してみる。興奮する則男だが、インサートしてさらにこれまでにない快感を味わう。たまらず発射する則男。 しかし、その後則男が首をひねりながら、あずみのあそこの中に指を入れる。苦心して取り出したのは、実子が使った秘球だ。うっかり忘れてしまったらしい。
則男は、これは何だと追及し、あずみが浮気しているのではないかと疑う。あずみは、下手だと言われたから、自分で勉強しているのだと答える。夫の風俗通いは良くて、妻の浮気は許せないと言う則男の言い分にも腹を立てる。
翌日、実子に秘球を返した後、街角で則男の上司の島田に偶然出くわす。前からあずみに色目を使っていたことを思いだし、気のありそうなそぶりをすると、案の定誘ってきた。恥ずかしそうにうなずくあずみだが、内心では勉強中のテクニックを試してみようと思う。
大人しそうなあずみが、大胆なテクニックを使うことに驚き、感動する島田。あずみに夢中になる。
実子や島田との付き合いの中で、あずみはぐんぐんとセックスが上達して行った。しかし、島田の妻の幸恵が、夫とあずみの浮気を突き止め、会社から出てきた則男に詰めよる。
信じられない則男だが、興信所が撮影したあずみと島田の写真を見せられる。騒ぎを大きくして離婚などしたくないので、則男があずみに言って付き合いを止めさせろというのが、幸恵の要求だった。
平謝りの則男が、自宅に帰ってあずみに幸恵の話をする。否定しないあずみ。どうしてそんなことをしたんだと聞く則男に、あずみは一言、あどけない表情で「あなたが下手だから」。風俗通いで、女が男に与える快感は経験しただろうが男が女に与える快感を、あなたは知らないと指摘される則男。
衝撃を受けて、もう立ち直れない則男。あずみは実子のセックスビデオを見せ、これからは私が女の喜ばせ方を教えてあげると言って、則男にのしかかっていく
