完熟女将
白い太股と赤い唇

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◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:Xces Film/監督:勝利一/脚本:国見岳士『四十路女将 赤襦袢をまくれ』より/撮影:創優和/照明:三浦方義/編集:金子尚樹/録音:シネキャビン/助監督:加藤義一/スチール:本田あきら/現像:東映化学
◆キャスト◆四宮繭美:松山ももか/ 静枝:ゆき/明日香:里見瑶子/石井:岡田謙一郎/青木:岡田智宏/中村:千葉誠樹
◆解説『完熟女将 白い太股と赤い唇』スチール1 熟女ブームは終りを知らず、なみいる若手女優を押し退けて、威風堂々<オンナ>の貫禄。これぞ熟女の決定版!人生一番の女盛り、ヤリ盛りの四十代。歴史が刻む肉体が、絶品のいやらしさをかもしだす。真四十代現役熟女松山ももかの登場!
 ところで、なぜ人々は熟女を求めるのか?疲れた心身を癒されたい・・・と、様々な意見があると思うが、ナント言っても喘ぎが違う!喜びが違う!テクニックが違う!積極的で実に良い!と、一度知った病付きになってしまう。
 腐ってしまったら女はお終い。果物も女も腐る寸前が一番美味しいの・・・早く私を食べてちょうだいな!『四十路女将 赤襦袢をまくれ』お楽しみに!!
◆ストーリー◆ 小料理屋の女将四宮繭美は結婚式の帰り、同じようにフォーマルを着た元夫の石井喬にばったりと出会う。彼は葬式の帰りだった。若い女と結婚して東京を離れた今日は宿泊先を決めていないとのことで、繭美は喬を家に誘う。離婚したものの、たまにつきあいがあった二人は絡みつつ近況を・・・。
 繭美は自分の店のアルバイトの娘と客をくっつけての結婚式であった。これまでに数十組近いカップルを結婚させている世話好きである。今年は七組をゴールインさせているが、目標は末広がりの八組。あと一組、何とか結婚させたいと願う。
 喬は同級生の葬式である。早死にした友を嘆く。何故か最近は葬式ばかりらしい。出張も兼ねての数日の滞在だという。
 久々の再会を祝うため繭美は休みの『完熟女将 白い太股と赤い唇』スチール2店を開けて酒を飲むことにする。すると泥酔した女、明日香が入ってくる。以前この店でバイトをしていて。今年、繭美が取り持つ縁で結婚したばかりだった。その明日香は離婚すると訴える。今までかつて自分のことはさておき、繭美が仲を取り持って離婚したケースは一件もないのだ。それも自慢のひとつだった。それが離婚となると大問題である。
 離婚の理由は旦那が浮気をしているらしいということだった。結婚して早々浮気をするなんて許せないと怒り心頭に発する繭美。しかし、喬が問いただしてみると、決定的な証拠はないらしい。繭美は旦那の青木を呼び出そうと電話をする。すると携帯電話を耳にした本人が血相を変えてやってくる。
 青木は浮気なんかしていないと主張するが、話は平行線のまま進展しない。そうこうしている内に休みにも関わらず客が入ってくる。繭美は二人に二階へ行くよう指図する。青木と明日香は話し合っている内に・・・。
 店内を抜けて仲良く帰って行く二人。呆気にとられる繭美と喬。
 町内の女将さん会に出席した繭美は、同じ会員の老舗の団子屋の女将静枝とお茶をする。静枝もバツイチで、再婚をしたがっていた。繭美はこれぞとばかり、その相談に乗る。聞けば意中の相手がいるのだが、その男の気持ちが分からないので、何とか探って欲しいとのことである。二つ返事で引き受ける繭美。
 その男、『完熟女将 白い太股と赤い唇』スチール3中村は酒を飲まないし、酔っぱらいが嫌いで、飲み屋に行くことも嫌いだという。甘いものが好きで団子をよく買いに来る客とのことで、仕事一筋の男らしい。
 中村の仕事は蒲団のセールスである。そこで繭美は蒲団を買いたいと静枝から貰った名詞に電話をして自宅に中村を呼ぶ。
 好きな女はいるのかとか、収入はいくらだとか、根ほり葉ほり聞き出そうとする繭美。だが中村は熱心に蒲団のうんちくを熱く語る。繭美は寝心地が知りたいと襦袢になり蒲団に寝る。驚く中村、赤くなる。繭美は男と女が寝たときが肝腎なのだと、中村を誘う。我慢できなくなり、遂に・・・。繭美にとってはセックスも男の採点につながる。
 繭美は静枝に中村の思っていたことを報告する。彼は静枝と結婚したら仕事を辞めて団子屋を継がなくてはいけない事に抵抗を感じていた。そんな中村をゲットするにはセックスで虜にするしかないと進言する。
 自宅でセックス講座をする繭美。モデルは喬である。最初は恥ずかしがっていた静枝だが、次第に興味津々となり特訓を繰り返す。『完熟女将 白い太股と赤い唇』スチール4
 これで八組目は確実だと思う繭美。
 繁盛している繭美の店。手伝いに明日香もいる。喬は一週間の予定の出張も終わったはずだが、帰る気配がない。そろそろうっとうしくなる繭美。
 店が終わって聞き出してみれば、会社はリストラされ若い妻にも逃げられたとの事であった。あきれ果てる繭美。同情はするものの元の鞘に収まるつもりはない。三日後に出ていくように通告する。途方に暮れる喬だったが、翌日にいなくなる。きつく言ったので、自殺でもしてないかと、今度は心配になる繭美。
 それから数日後、喬にきつくあたったことを反省する繭美。やっぱしまだ未練があるのかもと思っていると、静枝から結婚すると電話で報告が入る。「ヤッター!」と喜ぶ繭美。そこへ中村がやってくる。繭美が「おめでとう」と声をかけるとしょんぼりと泣きそうになる。どうしたのかと聞くと静枝のテクニックを見直して結婚する気になったら、途端にふられてしまったという。じゃあ、結婚の相手は・・・。なんと喬だった。複雑な心境の繭美。中村とやけ酒を飲む二人。