私の後家さん
濡れ上手

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『私の後家さん 濡れ上手』スチール1◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:…Xces Film/監督・脚本:坂本太『となりの後家さん ハメられ志願』より/撮影:創優和/録音:シネキャビン/編集:金子尚樹/助監督:羽生研二/製作担当:真弓学/スチール:本田あきら/ヘアメイク:大塚春江/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆五代夏美:小泉硝子/松岡千春:村上ゆう/石川理絵子:中川京子/黒田春子:扇まや/松岡益男:前川勝典/友坂利夫:白都翔一/小田俊平:山本清彦/平林潤造:杉本まこと
◆解説◆ 舞台は屋台のおでん屋さん、一人寝の寂しさを紛らわそうとする19才にして後家の身になった屋台の女将役に小泉硝子。ボディーも、フェイスも、あどけなさを残すプリティー硝子ちゃんは、実年齢も19才のピチピチギャル一言で言えば、ギュウッと抱きしめたくなる程とっても『かわゆ〜い』のだ。この若さで後家役?と思うだろうがこのミスマッチな感覚が興味をそそる。菅野美穂似の顔立ちと、ヌーディーな体を充分に堪能してもらいたい。監督にはエクセスの後家さんシリーズでは欠かすことの出来ない坂本太。
 一般的に後家と言えば愛するだんなに先立たれ、一生を一人で生きて行く決心をした女、と、いうイメージが有るが、この作品を見ている限りそんな寂しい事ばかりではない。イメクラもどきの屋台で『会社や生活に疲れた男達の心と体を癒す場所』をコンセプトに、セーラー服、看護婦の白衣、セクシーランジェリー、バニーガールetc…と制服盛り沢山!一度に二度も三度も楽しめる美味しい映画だ!
◆ストーリー◆ 伍代夏美は、半年前に夫を亡くしたお気楽極楽の若後家。
 愛する夫が残した唯一のものは一緒に曳いた一台の屋台と借金。                
 姉の松岡千春を頼りに実家へ出戻るのだが、倦怠期を迎えた婿養子の義兄益男との生活のイライラで肩身の狭い居候生活を強いられる。その上、夏美の存在を無視した千春の夜の生活は愛『私の後家さん 濡れ上手』スチール2する者を亡くし欲求不満気味の夏美には拷問以外の何者でもなかった。
 借金返済と千春の嫌みを躾す目的から「私の魅力を持ってすれば大丈夫…」と一人で屋台の営業を再開する夏美だが案の定、客は来ず閑古鳥が鳴き続け借金取り立て屋の友坂利夫に利息を肉体で支払い返済日を延ばして貰う始末。
 車の中、縛った女をいたぶり楽しむ男。
 昇り詰め、やがて果てる二人。男が女の耳元で囁く「そろそろ、新しい遊びがしたいな…」
 そんな或る日、黒田春子と名乗る女性からの突然の電話を受ける。
 春子は、夏美と同じ後家で近所の後家を集めてサークルを主催していると話し、夏美にも是非入って欲しいと勧誘する。しかし夏美は「そんな、暇はない…」と電話を切る。
 その夜、夏美の屋台に春子が訪ねてくる。春子はあの車の中で縛られ喜んでいた女である。昼間の電話の主である事を告げる春子に戸惑う夏美だが、同じ後家という境遇から愚痴と身の上話しですっかり意気投合した夏美に春子は「良かったら、この屋台手伝わせてくれない…」と言い出す。「気持ちは嬉しいけど…雇うお金がない…」と断る夏美に「商売はアイディアよ…」と意味深な微笑を浮かべる春子は死んだ亭主の遺産があるからお金は要らない「ほんの退屈しのぎ…分かるでしょ」と強引に夏美に承諾させていく。
 翌日、春子の行動が開始された。夏美の屋台に様々なイルミネーションを施し、お座敷風に内装を変えたワゴン車を連結し店名も「オアシス」に変えて会社や生活に疲れ果てた男達の心と体を癒す場所をテーマに新装オープンさせていく。
 更に、夏美を驚かせたのは春子が用意したそのユニフォームだった。
 セ『私の後家さん 濡れ上手』スチール13ーラー服、看護婦白衣、SMボンテージ等コスプレ衣裳に尻込みする夏美を「借金返済の為でしょ…」と納得させる春子。
 「こんな事して本当に客が来るのかしら…」と不安がる夏美に笑顔で「大丈夫…今夜は予約が入ってるから…」と答える春子。
 やがて、中年男が『オアシス』の暖簾を分けて席に座る。
 春子に「接待の帰りで…」と微笑む中年男は車の中で春子をいたぶり楽しんでいた平林潤造。
 ワゴン車の個室座敷の中、不安と期待に身を硬くする夏美の若い肉体を楽しむ様に抱く平林。心とは裏腹に感じ始める夏美の肉体。
 禁断の快楽と平林から受け取った多額のチップに、何かをフッ切った様に春子に微笑む夏美。
 夏美の開放感とは裏腹に、仕事優先の益男に千春の性的欲求不満は限界点に達しようとしていた。
 屋台で携帯電話にひっきりなしに掛かって来る予約電話の応対に追われる夏美。
 ワゴン車の中では、春子が利息の取り立てに来た友坂を言葉巧みに誘惑し、いたぶり弄び楽しんでいる。
 「予約の多さに二人では対応出来ない…」と弱音を吐く夏美に「大丈夫…暇と体を持て余しているサークル仲間に連絡しといたから」と微笑む春子。『私の後家さん 濡れ上手』スチール4
 欲求不満の後家の石川理絵子と白井歌代がワゴン車と屋台に分かれ平林と変態予備校生の小田俊平と絡み合っている。
 予約の電話だけでなく屋台の前に客の行列が出来ている。
 夏美と春子、その光景を見つめ嬉しい悲鳴と溜息。
 「もう一人ぐらい増やさなきゃ…対応出来ないわね」と呟く春子に何かを思いつく夏美。
 一人寂しく自慰に耽ける千春に「気晴らしに…屋台の仕事を手伝ってみない…」と言葉巧みに誘っていく夏美。
 ワゴン車の中、小田俊平に激しく抱きすくめられ、体に電流が走る千春。
 禁断の快楽に目覚めていく千春。
 ベッドの上絡み合う夏美と男。男の正体は益男である。
 「春子さんに、全て聞いたわ…」と借金返済の為に春子を夏美に近づかせた黒幕が益男である事が暴かれていく。「こちらこそ、千春を変えてくれてありがとう…」と答えていく益男。
 借金の借用書が、夏美の手で破かれ青空に舞って消えていく。 千春の「これで終りね…」の声に「まさか…お楽しみはこれから」と答える夏美。
 都会の片隅の闇に浮かび上がる屋台「オアシス」
 夏美と千春の激しい喘ぎ声が夜空に響き渡る