派遣の人妻秘書
やりっ放し

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『派遣の人妻秘書 やりっ放し』スチール1◆スタッフ◆製作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男『人妻秘書 熟れ頃下半身』より/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:高原賢一/録音:シネキャビン/編集:酒井正次/音楽:レインボーサウンド/助監督:竹洞哲也/スチール:佐藤初太郎/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆青木まどか:高橋奈津美/徳山美加:林由美香/後藤亜弓:佐々木基子/湯川典夫:杉本まこと/島田潤一:久須美欽一/青木勇作:竹本泰史
◆解説◆ 美人で知性的そしてスタイル抜群、そんな代名詞がピッタリの秘書。会社の男性社員には、高嶺の花でもあり憧れの的。
 そんな、キャリアウーマンを弄びたい!男の願望を今回は、新田栄監督のねちっこいスケベ演出テクニックで大満足の一本。
 しかも、ただの秘書では無くなんと『人妻』秘書というオマケ付。社長同士の秘書スワップは、現実にりそうな話だからこれまた凄い。
 主演には、射るような視線で男を脳殺する高橋奈津美。彼女の野性的な顔立ちといやらしボディーは、大人の男心をタタせる事間違い無しのヒ・シ・ョ。
 皆さん、酢いも甘いも噛みわけた『人妻秘書』ご期待ください。
◆ストーリー◆ ○×商事の専務室。秘書のまどかと専務の湯川がセックスしている。事後、湯川の元に連絡が入る。社長の急死により、湯川が新社長に抜擢されたと『派遣の人妻秘書 やりっ放し』スチール2いうのだ。まどかが秘書に着いてくれてから仕事が順調に運んでいた湯川は、「君のお陰だよ。これからも『社長秘書として』よろしく頼むよ」とまどかに感謝しながら、辞令を受けに重役会議へと向かった。
 前社長の社葬の日。喪服姿のまどかがトイレヘ行った。スカートを下ろし、放尿するまどか。と、その様子を覗き見ているひとりの老人(島田/弔問で会社に来ていた)がいた。まどかの丸々としたお尻に見とれる男。あまりに大胆な覗きに、まどかはその老人の存在に気づく。「痴漢よ!」叫ぶまどかに、老人は逃げていった。
 まどかの夫・典夫は、中小企業のサラリーマンだ。女社長・亜弓と一緒に、今日もあるプロジェクトの開発に勤しんでいる。しかし、中小企業だけに資金繰りやら何やらでなかなか仕事ははかどらない。しかも、今進めているプロジェクトが失敗すれば、会社は倒産を免れないだろう。
 夜、まどかは湯川専務の社長就任を典夫に報告するが、仕事がうまくいっていない夫は面白そうではない。まどかはそんな夫を励まそうとするが、すればするほど夫は惨めになっていく。
 ある日、まどかは湯川新社長に相談を持ちかけられる。それは、ある大手の会社の社長・島田との会食についてきて欲しいというものだった。「勿論です」承諾するまどかに湯川はつけ加える。「島田さんは、和服がお気に入りなんだ。すまんが、和服で来てくれないか」
 会社を早退して、和服に着替えて会食先の料亭に赴いたまどかは驚いた。島田社長とは、先日まどかをトイレで覗いていた痴漢だったのだ。しかも、今日の会食は島田とふたりつきりだという。湯川は、島田の会社の秘書、徳山美加と今頃よろしくやっているらしい。(美加と湯川のセックス)つまりこの席は、まどかを気に入った島田が湯川に持ちかけた『秘書交換』だったのである。
 正直言って、まどかは不快だった。しかし、これでふたつの会社の関係がうまくいくならばそれも仕方がない。まどかは、隣室に用意された布団の上で、島田に肉体接待する。『派遣の人妻秘書 やりっ放し』スチール2
 翌日、まどかは湯川に島田の会社に行ってくれないかと頼まれる。昨日の会食で島田社長がいたくまどかを気に入り、是非自分の秘書に迎えたいと言ってきたというのだ。勿論、待遇は今よりもずっといいということだった。悩むまどか。その場は、夫と相談させて下さいと言って辞した。
 家に帰ったまどかは、典夫にそのことを相談する。すると、夫の目がキラリと光った。実は、今典夫が進めているプロジェクトには、島田の会社の技術が必要だったのである。しかし、中小企業の会社に島田の大手企業が相手をする訳がない。これまでにも何度もお願いにあがっているのだが、一度も色好い返事をもらった試しがないのだ。だが、まどかが社長に気に入られて島田の会社に入るなら、技術提携にも希望の光が見えるというものだ。典夫は、「強制はできないがもしそうなってくれたら嬉しい」とまどかに言う。
 翌日、まどかは湯川社長に島田の秘書になることを申し出た。こうして、島田の秘書になったまどかは以前と変わらずにテキパキと仕事をこなした。島田もそれまで以上にまどかを気に入った。そんなある日、まどかは島田に夫の会社に技術提携してくれないかと頼むが、「ビジネスはビジネス、見込みのない会社とは組めない」と言われてしまう。
 しかし、いよいよ夫の会社が危なくなってきた。典夫は、亜弓と共に銀行に融資を頼みに行ったり、他の企業に技術提携をお願いにあがったりと東奔西走するのだが、不景気の世の中、なかなかうまくいかないのであった。
 そして、夜。それまで気丈だった亜弓が、弱音を吐いた。そんな亜弓を励まそうとする典夫。ふたりは、男と女の関係になるのだった。
 その後、典夫にいよいよ会社が倒産しそうだということを告げられたまどかは、ある決心をする。それは典夫の欲しがっていた技術のプログラムが入ったフロッピーを盗み出すことだった。秘書として、それがどのくらい重い犯罪であるかまどかは重々承知していたが、夫の苦悩する顔は見ていられなかった。
 フロッピーをコピーしたまどかは、それを夫に渡す。「社長が内緒で特別にくださったの。このことは、私とあなただけの秘密」喜んだ夫はそれを会社に持っていくと、早速仕事を再開した。亜弓も喜んだ。これで会社も倒産せずに済む。
 ところが、偶然仕事先で島田と顔を合わせた典夫がフロッピーの礼を言ってしまったことから、まどかの仕業が島田にバレてしまう。島田に呼びつけられるまどか。だが、島田は今回のことを許してくれるという。その代わり、典夫と別れて自分の妾になることを条件に。
 その話を聞かされた典夫は、まどかに落胆した。まどかのやったことは明らかに違法行為であり、秘書として失格だった。『派遣の人妻秘書 やりっ放し』スチール4
 亜弓にそのことを話すのは、典夫として心苦しかった。そんな典夫の態度を見て、亜弓は「どうしたの?」と話しかけてくる。正直に今までの経過を話す典夫。彼の話を聞き終わった亜弓は、「そんなことだろうと思った。島田社長の会社が私たちのような会社を相手にする訳がないと思っていたもの」と努めて明るくふるまうのてあった。そして、「絶対に奥さんを手放しちゃダメよ」と言ってくれるのだった。
 まどか夫婦が島田に料亭に呼ばれた。いよいよ決断を迫られる時がきた。まどかは、全部自分の責任だと言って、典夫に全ての判断を任せると言った。しかし、典夫は仕事ではなく妻を選ぶことを選択した。「妻は自分にとってかけがえのない存在だし、仕事には正々堂々と取り組みたい」そんな典夫に、惚れ込む島田社長。「君は今時の会社員にしては立派な人物だ」そして、今までのことはご和算にして、もう一度初めから技術提携の話をし直してくれると言ってくれるのだった。
 数日後、典夫の努力が実って、亜弓の会社は島田の会社から技術提携してもらうことになった。
 何事も順調にいくようになったまどかと典夫は、幸せいっぱいのセックスをする。