浴衣教師
保健室の愉しみ

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◆スタッフ◆製作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:高原賢一/録音:シネ・キャビン/編集:酒井正次/音楽:レインボーサウンド/スチール:佐藤初太郎/助監督:小川隆史/現像:東映ラボテック
◆キャスト◆近藤みちる:香野みか/菊池恭子:杉原みさお/中島直子:佐々木基子/中島明:高見和正/等々力吾郎:岡田智宏/寒川恒彦:久須美欽一/里見浩一:丘尚輝
◆解説◆ 夏の風物詩『浴衣』。浴衣とは、安土桃山時代頃から、湯上りに着て肌の水分を吸い取らせるための「湯帷子」(ゆかたびら)という衣類がひろく用いられるようになり、これが江戸時代に入って庶民の愛好する衣類の一種となった。「ゆかた」の名は「ゆかたびら」の略である。そんな、歴史がある日本古来の衣類を身につけて、男を惑わす今回の作品『浴衣教師 保健室の愉しみ』
 主演は香野みか。浴衣の裾からちらりと見える白いナマ足、うっすらと汗ばむうなじから、牝の匂いを振りまきながら男のアソコを貪ります。後は観てのお楽しみ。
 監督は新田栄でお贈り致します。
◆ストーリー◆ 浴衣姿の女校医・近藤みちると体育教師・等々力吾郎が、保健室で愛し合っている。吾郎の逞しい体と、優しい愛撫に溺れていくみちる。やがて、絶頂を迎えるふたり――その時、白衣姿のみちるが妄想から我に返る。
 その後、みちるはとある道のガードレールに花を供えにやって来た。そっと手を合わせる。憂いを帯びた横顔……。
 ○×高校。生徒の中島明は、授業中、腹痛で保健室へ行く。すると、中ではみちると美術教師・里見浩一がセックスしていた。普段の優しいイメージとは違ったみちるの姿に、明は腹が痛いのも忘れて、釘づけになってしまうのであった。
 以来、明の脳裡からみちるの痴態が離れなくなる。授業中、妄想するのもしばしばだ――。
 みちるに保健室に呼び出された明。セックスを覗き見したことを追及され、罰として身体検査を受ける。全裸にされ、アソコを弄ばれる。「ふふふ。これが、保健室の愉しみなの。若い子の裸が見られるなんて、保健の先生になって本当によかった」みちるは、更に明にオナニーするように命じる。「健康な男子なら、毎日出さなきゃダメ。ほら、先生がおかずになってあげるわ」と、明の前で脚を開いて見せるのであった。たまらず、明はちんこを擦る……。
 「先生!」思わず叫んで我に返る明。見ると、教壇にはオールドミスの菊池恭子が怖い顔でこちらを睨んでいた。「中島! 何をぼんやりしてるの! 廊下に立ってなさい!」大目玉を食らってしまうのであった。
 「立たされてるの? 中島くん」 目の前を通り過ぎて行く白衣姿のみちる。「また、居眠りでもしてたんでしょう?」「あぁ、先生は知らないんだ。先生のせいでこうなったことを……」このままでは、勉強が手につかない。そこで、明は里見に進言しに行った。ところが、里見は「な〜んだ、見てたのか」と平然としているばかりか「誰にも言うなよ、お前にもベッド貸してもらえるように頼んでやるから。1時間2千円。ラヴホテルより、リーズナブルだろ」「なんたるハレンチ教師!」呆れて、返す言葉も見つからない明であった。
 かくなる上は、菊池先生に相談するしかない。厳しい菊池先生ならビシッと注意してくれるに違いない。放課後、菊池先生を探して教室へ向かった明だが、彼はそこでまたしてもとんでもないものを見てしまう。それは、菊池先生と里見のSMセックス。しかも、普段厳しいはずの菊池先生が、M奴隷となっていた。
 だが、驚くのはそれだけではなかった。なんと、教室の別の隅で、恭子と里見のプレイを見ながら、みちるがオナニーしていたのである。次第に興奮してきたみちるは、ふたりに参加。レズや3Pで盛り上がっていくのであった。
 その場にいたたまれなくなった明は、静かに立ち去った。
 翌日。体育で怪我をした明は、保健室に行く。すると、みちるが治療してくれた。優しいみちる。昨日の狂態が嘘のようだ。明は、それを言おうとして――言えず、そそくさと保健室を後にした。そんな明の後ろ姿を、みちるは?顔で見送った。
 それから彼女は、持参した畳紙から浴衣を取り出すと、それを広げ、体にあてて見るのであった……。
 授業を終えた明は、塾へ行く気にもなれず、早めに帰宅した。だが、玄関に見知らぬ男の靴。中では、母親の直子が男(寒川恒彦)を連れ込んで、セックスの真っ最中だった。夫を亡くして以来、女手ひとつで明を育ててくれた母。貞淑な未亡人だと思っていたのに、まさか陰でこんなことをしているなんて……。
 
大人への不信感を募らせた明は、そのまま家を飛び出した。町をぶらついていると、浴衣を着たみちるを見つける。学校での服装とは一転、和装もよく似合う。美しさに魅せられて、みちるの後を尾ける明。
 みちるは、とある道路の一角へやって来ると、ガードレールに花を供え、手を合わせた。やがて、ゆっくりと立ち上がり、振り返る。その瞳は、哀しい色を湛えていた……。
 明に気づいたみちるは、並んで歩きながら身の上話を始める。「あの日、先生はね、初恋の人と花火を見に行く約束をしていたの……」
 それは、みちるの高校生時代。彼女は、保健体育教師の等々力吾郎と愛し合うようになっていた。当時、新任教師の等々力には金がなく、みちるが保健委員だったこともあって、ふたりが会うのは放課後の保健室だった。ベッドで愛し合うふたり。堂々とデートが出来ない彼らの、それがたったひとつの愉しみであった。
 だがある日、等々力はみちるを花火に誘ってくれた。嬉しかったみちるは、母親におねだりして浴衣を新調してもらった。この姿を見たら、先生はきっと喜んでくれる。しかし、待ち合わせの場所に等々力は来なかった。途中の道で、交通事故に遭ったのだ――。
 「それから私は、保健の先生になって母校に戻って来たの。等々力先生との想い出がいっぱい詰まった保健室や教室のある……」みちるは、今も等々力の影を追うあまり、保健室であんなことを繰り返していたのだ。「だから、里見先生とあんなことをしていたんですか?」と明が尋ねる。「見られてたのね……。でも、ひとりで保健室にいると、無性に人恋しくなるの。大人って、子供が思っている以上に、淋しい生き物なのよ」
 帰宅した明の脳裡に、みちるの言葉がリフレインする。「大人って、子供が思っている以上に、淋しい生き物なのよ」 ふと、彼は母親や菊池先生のことを思い遣る。「母さんも、父さんを亡くして、淋しいんだ。菊池先生だって、きっと好きでオールドミスじゃないんだ」明は、母の恋人を認めてやろうと思うのであった。
 夏休みが来た。みちるが、浴衣に着替えている。今日は、町の花火大会。つまり、等々力の命日だ。彼女は、誰もいない学校の保健室へやって来る。ところが、外はあいにくの雨。花火大会は中止だろう。ひとり淋しくベッドに座っていると、そこへ明が入って来た。花火セットを持って……。
 線香花火に興じるみちると明。叶えられなかった等々力とのデートが、形を変えて叶えられた。そして花火が終わった時、明はみちるを優しく抱きしめた。愛し合うふたり。エクスタシーに達しながら、みちるは少し前向きになれそうな気がしていた。