◆スタッフ◆製作：シネマアーク／提供：Xces Film／脚本・監督：中村和愛／「新任美術教師 恥ずかしい授業」より／撮影：小山田勝治／編集：酒井正次／助監督：石川二郎／スチール：横内史／録音：シネキャビン／現像：東映ラボテック◆キャスト◆春乃桜：小野美晴／西田京子：村上ゆう／赤平頼子：風間恭子／尾関秀子：麻生みゅう／宮崎一夫：真央はじめ／都築秋雄：小川久義：成尾文敏／百瀬武：千葉尚之／山内明彦：樹かず／杉山誠治：相原涼ニ
◆解説◆ AVアイドル小野美晴が、新任美術教師としてスクリーンに登場！清純なロリロリフェイスで、次々と同僚や生徒達と実習性教育。あんな顔して、こんな腰使い。
しかも、同じ女教師や女子事務員まで加わっての破廉恥学園状態。今流行の『荒れる学校』ならぬ『淫らな学校』で繰り広げられる学園性生活。
監督には、若手ながらカラミシーンには絶対の自信を持つ中村和愛。エクセス「人妻の味 絶品下半身」でデビューし、第二作「美人女将のナマ足 奥までしたたる」と着実に力を付けた。そして、今回彼のサービス精神が全面に出たと評判の、飽きのこない1時間。乞う、ご期待ください！
◆ストーリー◆
朝、春乃桜は鏡に映った自分の全裸姿を真剣な面持で写生している。やがて、描き終えると爽やかな笑顔で自らの気を引き締め、新しいスーツ姿に身を包むともう一度、鏡で全身を確認する。今日は桜の新任美術教師としての初登校の日であった。
桜、職員室での挨拶も終え、教室で出席を取りながら、生徒の顔を確認していると息を詰まらせる。なぜなら、生徒の都築は昔、桜を振った男、小川とそっくりだったからであった。
桜、生徒にその動揺を悟らせまいと懸命にホームルームを続けてゆく。
その夜、桜は小川との別れの場面を思い出していた。
桜「なぜ別れなきやいけないの！？」
小川「春の小川はさらさら流れてゆくんだよ」
桜「久義！くだらないこと言わないでよ！」
桜、心の中で懸命に拒否するものの、小川と都築をだぶらせてしまい、まだ消え去らない小川への思いを募らせ、オナニーを始めてゆく。
授業中、生徒に彫刻をモデルに絵を描かせている桜。が、だめと分かりつつも都築に対しては辛く当たっていた。が、そんな桜を秘かに見つめる男子生徒の百瀬。彼だけただ一人、空想の桜の全裸姿を描き始めていた。
まだ新人の桜に対し、学年主任の宮崎は優しく、指導教諭の西田は厳しく指導を行い、桜自身も忠実に受け入れてゆく。
宮崎の桜への思いはいつしか恋心に代わり、桜が体育準備室で思い悩んでいたときに、その思いをぶつける。桜、だめと分かりつつも今までの迷いと寂しさからか受け入れてしまう。が、桜は小川の事を決して忘れたわけではなく、都築の事も含め、宮崎には秘密にしていた。
そんなある日の放課後、教室の戸締まりの確認をしていた桜は、生徒同士のSEXに出くわす。が、避妊を義務付ける事だけを述べるとその場を立ち去る。桜は体育準備室で自分がした行為を考えると彼等を責める事は出来なかった。SEXを終えた二人が、身仕度をしていろと、西田が突然入ってきて、二人を大きく誹誇する。二人は桜の言動を立てに弁解をするが、西田は桜を含め二人に村し厳重な処罰に値する事を宣告して立ち去る。泣きだす尾関。が、山内は西田が立ち去った後を体を震わせ睨みつけていた。
翌日の授業中、桜は西田に叱られた事から、自分の教師としてのあり方を大きく反省していた。が、何気に都築を見ると小川の事を思いだしてしまう。
懸命にその思いを断ち切ろうとする桜。やがて、宮崎に相談する事を決意する。とそのとき、生徒に終業のチャイムが鳴った事を知らされ、慌てて授業を終える。
生徒たちが解散するのを尻目に、百瀬だけは桜の絵を描き続けていた。
放課後、西田は揉め事があると聞き、体育準備室に行くと、そこには山内が待っていた。山内は教室でのSEX行為の件で、西田に逆恨みしていた。事情を察知した西田は逃げようとするが、捕まりレイプされてしまう。
桜、偶然に現場を目撃する。が、恐怖を感じ、何も出来ない自分に無力さを感じていった。
その夜、車中でデートしている、桜と宮崎。
桜は放課後の出来事が原因で、小川「都築」の件を相談出来ずにいた。
桜を求める宮崎。
流されたまま受け入れてしまう桜。
翌日、桜は西田が登校してた事に驚くとともに、毅然とした態度で山内に処罰を与えた事に感動する。
そして、西田を助ける事の出来なかった自分を改めて恥じた。放課後、宮崎は事務員の赤平「風聞」に強引に迫られ、SEXをしてしまう。
またも桜、偶然目撃する。懸命に言い訳をしようとする宮崎を後に桜、その場を立ち去る。廊下を歩きながら、全く衝動に駆られない自分を感じ、苦笑いを浮かべながら立ち去る。
その夜、桜の元に小川から「結婚しました」葉書が届く。涙を流す桜。
そのとき、初めて本当の自分の気持ちに気付く。「都築に辛く当たっていたのも、宮崎が他の女と寝ていても、何も感じなかったのは、まだ、小川のことを愛していたから」と。桜は小川への思いの結末を感じる。
職員室。宮崎の後ろめたさ感じる態度をよそに、桜は生徒が提出した絵を見ていたが、一枚の絵を見て驚く。百瀬の絵だけ全裸姿の桜が描かれていたのだ。更に輪をかけたのが、桜の描いた自画像とそっくりだった。
放課後、百瀬一人を残し、問い詰める桜。
百瀬は桜に一目惚れして、桜の事が好きで好きでたまらなかった事を伝えた。そして絵描きになりたい事、桜にモデルになって欲しい事も。
桜は、自分が描いた絵と百瀬が描いた絵を比較させるように見せた。
驚く百瀬。桜は百瀬は自分の事など何も知らない事は分かっていた。が、彼だけは本当の桜を見つめようとしてくれていた事を感じ、ヌードモデルになる事を承諾する。
絵を懸命に描き始める百瀬。
桜、その姿を見て、自分が教師になるときに懸命に自画像を描いた自分と、今の百瀬をだぶらせてしまい、百瀬の事が愛しく感じてくる。
静かに百瀬に近寄る桜。驚く百瀬。桜、百瀬を静かに抱き締め 桜「先生だって、人間だし、女なんだよね…」
二人、静かに絡み合っていった。
数日後、桜は、廊下で都築と擦れ違い様、何気に呼び止める。桜自身、本当に何気だったので一瞬戸惑うが、ふと気付き語り掛ける。
桜「春乃都築は開きじゃないんだよね…」
けげんそうな都築。
都築「…くだらねえこと言ってんじゃねえよ」
桜、立ち去る都築の後ろ姿を心穏やかに見送っていた。
