若妻と熟年
指と言葉責め

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◆スタッフ◆作:サカエ企画/提供:Xces Film/脚本:岡輝男/監督:新田栄/撮影:千葉幸男/照明:高原賢一/録音:シネキャビン/編集:酒井正次/スチール:本田あきら/助監督:加藤義一/現像:東映ラボテック

◆キャスト◆仁藤ゆかり:黒月あき/田所正子:佐々木基子/秋本純子:会澤ともみ/田所良則:なかみつせいじ/中西宗一:天川真澄/仁藤知彦:丘尚輝
◆解説◆

  『熟年離婚する夫婦が増えている?』
 同居して20年以上の熟年夫婦の離婚は、ここ10年で2倍以上に増えていて、同居して30年以上になると、3倍近くになりこの増え方は、離婚全体の増加率の2倍にもなるらしい。しかし、結局離婚してしまっても次がある。そう、若い女と結婚して新しい人生を謳歌しましょう。
 若い妻は何と言っても肌の艶が違う。ハリがありプルンっとして触るだけでも気持ちがいい。それに、アソコのシマリは別格。使い古されたモノより新品…とそんな事は言うまでもない。もし、離婚を考えている方は若い女と再婚しましょう。考えていない方は今回の作品を観て、若妻との激しいセックスをお楽しみください。
 主演は黒月あき。弾けそうなビックバストで男に股がり、自ら腰を振る超淫乱娘。『こんな若妻だったら…』と真剣に考えてしまうのは、私だけだろうか?
 監督は新田栄でお贈り致します。
◆ストーリー◆
 仁藤ゆかりは、結婚1年目の若妻だ。しかし、彼女はまだオルガズムを知らない。だから、夫の知彦が出勤してしまうと、いつも悶々とした昼下がりを過ごしていた。
 大学時代からの付き合いである田所良則と中西宗一は、間もなく定年を迎える団塊の世代。久しぶりに酒を酌み交わすふたりの話題は、もっぱら定年後の心配だ。仕事人間だった田所は、特にこれと言った趣味もなく、今のところ再就職も考えていない。そんな彼に、中西は告白する。「実は俺、最近若い子と付き合っているんだ」なんでも、試しにやってみた出会い系サイトで知り合ったOL・秋本純子と交際していると言うのだ。「家族の為に我武者羅に働いて来たが、こうして振り返ると、一体俺たちの人生に何が残った。彼女は、そんな俺の人生に潤いを与えてくれた。若い子の体はいいぞ。張りが違う。お前もやってみたらどうだ。便利な物(携帯電話)はどんどん活用しないと、つまらないぞ」
 これから純子のマンションに行くと言う中西と別れ、家路に着く田所。家では、長年連れ添った妻の正子が待っていた。正子の尻を見ながら、田所は呟く。「人生の潤い……、か」
 TVゲームに熱中している知彦を尻目に、ゆかりが携帯電話をいじくっている。やがて彼女は、出会い系サイトにアクセスする。掲示されているメールに返事を出せば、めくるめくような官能の世界が広がっているかもしれない。そう思うと、少しどきどきした。
 翌日(土曜日)、正子は病気で入院した実家の母の面倒を看る為、家を出た。暫くは独り暮らしだ。独身時代に戻ったような解放感。そこで、田所は興味半分で出会い系サイトにアクセスしてみた。過激なタイトルが並ぶ。いかんいかんと一度は切るが、再び携帯電話を手に取った。
 とある公園。人待ち顔のゆかりが立っている。そこへやって来る田所。そう、ふたりはサイトでメールを交換し、会うことにしたのだ。その後、ふたりはラヴホテルに入った。緊張した面持ち、ぎこちない会話。そして、セックス。ゆかりは、夫のそれとは違う、熟年のねっとりとした愛戯に溺れた。指での丹念な愛撫。更に、体の細部を褒めてくれる言葉の愛撫。じっくりと時間をかけたそれに、挿入を待たずして何度もアクメに達した。勿論、挿入もよかった。「これが、イクってことなのね」
 それから、ゆかりと田所は逢瀬を重ねるようになった。田所にとっては青春を取り戻したようだった。若いゆかりの求めで、大胆にも外で愛戯を楽しんでもみた。人の大勢いる駅前などにいるゆかりに、携帯電話を通して言葉で愛撫するのだ。
 田所に会えない時も、ゆかりは田所の愛撫を想い出し、オナニーした。指で敏感な部分をいじくりながら、頭の中では田所の言葉を再生した。
 知彦に抱かれても、ゆかりは田所のことを考える。田所の言葉を頭の中で想起するだけで、濡れた。知彦は、感度のよくなった妻を喜んだ。普段はしてくれないクンニもしてくれるようになった。
 蜜月の終わりは、突然やって来た。中西が、純子のマンションで倒れたのだ。一命は取り留めたものの、純子の存在が家族に知れ、離婚。多額の慰謝料も取られた上、純子にも去られ、彼はひとりぼっちになってしまった。そのことが、田所を現実に引き戻した。
 見舞いから帰宅した田所。すると、正子が実家から一時帰宅していた。帰って来た夫に正子は言った。「離婚して下さい」熟年離婚!唖然とする田所に、正子は続ける。「あなたが定年してからと思ったけど、子供たちも独立したし、これからは自分の好きなように生きようと思うんです。あなたには、充分尽くしてきたつもりです。だから、この辺で私を解放して下さい」
 と言うところで、田所は目を覚ました。そこへ、正子が実家から一時帰宅して来た。正夢か?しかし、妻は離婚したいなどとは言わず、それどころか、長い不在を詫び、お茶を淹れてくれた。その夜、田所は正子を久しぶりに抱いた。
 田所は、ゆかりと別れることを決めた。待ち合わせの公園へ行く。そして、ゆかりに別れを切り出そうとすると、ゆかりの方から先に別れを切り出された。「今度、夫が異動になって引っ越すことになったんです。それに、田所さんのお陰で夫とのHもうまくいくようになって……」田所は、それはよかったと喜んだ。
 ラヴホテル。ゆかりと田所は、最後にもう一度、愛し合った。田所の指と言葉の愛撫。ゆかりは、何度もアクメに達した。