夜泣き喪服妻
女臭い寝床

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『夜泣き喪服妻 女臭い寝床』スチール1◆スタッフ◆製作(株)旦々舎/提供Xces Film/脚本的場千世/「超淫乱 貞操帯夫人」より/監督山崎邦紀/撮影稲吉雅志/照明秋山和夫/編集フィルム・クラフト/助監督広瀬寛巳/製作鈴木静夫/ヘアメイク斉藤秀子/スチール岡崎一隆/録音ニューメグロスタジオ/現像東映ラボテック
◆キャスト◆三枝了子:田中虹子/小宮薫:岸本志麻/道浦清美:相原歌林/三枝健介:甲斐太郎/三枝宏之:杉本まこと/三枝直之:藤川信幸/佐原孝二:太田始
◆解説◆
  貞操帯とは、中世ヨーロッパに於いて、十字軍であるところの男達が遠征に赴く時、留守中の妻の貞操を守る鍵付きの器具が最初であった。『夜泣き喪服妻 女臭い寝床』スチール2
 エクセス前作「いんらん秘書スペシャルONANIE」で絶品!大人の色気でスケベな男達を悩殺した田中虹子。
 今回、彼女が貞操帯を付け究極の未亡人に挑戦。
 ギリギリまで堪える、耐える…ふしだらにも喪服を開いて男を喰らえ込む女が一人。
 この撮影の為に彼女用にと、特注で作った真っ赤な貞操帯が、一際白い腰にマッチした。
 そして、競演にはB90Eカップの相原歌林のダブル巨乳が淫乱テクニックの奥義を披露!
 貞操帯VS巨乳の熟い戦いが、限り無くスケベに何時果てるとも無く続くのであった。
 監督には、田中虹子の前作でもコンビを組んだ山崎邦紀が、彼女の魅力を十二分に引き出した超昇天作に。
◆ストーリー◆
 結婚して3年目。女房の子を愛し、仕事も順調で、まさに順風満帆だった宏之。父親と弟も、彼の収入で養っていたが、雨の夜、了子と車に乗っていて、交通事故にあう。
 宏之は死亡、了子は奇跡的にかすり傷ひとつなかった。
 死んでも死にきれない宏之は、現世に帰ってきた。
 最初は生き返ったつもりで、歓喜に震えた宏之だが、了子に対する必死の呼びかけも、彼女にはかすかな幻聴のようにしか聞こえないことを知る。
 宏之の意識がカムバックしてきたのは、彼の葬式が終わって1週間後のことであり、了子は喪服で喪に服していた。愛する了子とともに生きられるなら、これも幸せなことかも知れないと考え直す宏之。ところが、了子を取り囲む現実はそんな甘いものではなかった。
 まず、愛嬌のいい親父だと思っていた健介が、了子をスケベな目で、舐めるように見つめている。そして、妙なものを持ち出し、「これは貞操帯なんですがね、家の家訓で、夫が死んだ後、妻は四十九日の間は他の男と交わってはいけないんです。」
 そんなバカな、そんな家訓なんて聞いたことがない!と叫ぶ宏之だが、二人には聞こえない。恥ずかしがる了子を、健介は貞操帯の着用の仕方を教えながら、目で楽しんでいる。これから毎日、健介の前で、この貞操帯を付け、夜寝る前には外すことを約束させられる了子。
「これもみんな、死んだ宏之のためですからね」
『夜泣き喪服妻 女臭い寝床』スチール3ウソつけ!と叫ぶ宏之だが、むなしく響くだけ。自分の父親は、こんなスケベ親父だったのだ。
 さらに翌日、貞操帯をつけて外出した了子は、若い男の部屋を訪ねる。貧乏だが、肉体だけは立派なその男、佐原は、なんと宏之の生前から了子の愛人だったのだ。嫉妬深い佐原は、健介との関係を疑って、了子を責める。SMに近いプレイだ。貞操帯を何とか外し、激しく抱き合う了子と佐原。思い返してみれば、宏之と了子はこんなアニマルなセックスはしたことがなかった。絶望する宏之。
 さらに、了子が家に帰ると、今度は弟の直之までもが、おかしな目付きで了子を見ている。どうやら、直之は、恋人がいるのに了子に純愛しているらしい。
 宏之は思う。確かに仕事に追われ、家にいる時間は少なかったが、俺の家族はこんな乱れきった関係を潜在させていたのか。何のために現世に戻ってきたのだろう。もう死んでしまいたい。
 健介は、以前からの愛人、小宮薫を家に連れ込み、了子に貞操帯をつけさせる興奮を、薫にぶつけていた。
 直之は直之で、恋人の道浦清美とセックスしながら、了子を守るのは自分だと意気込んでいる。
 了子は、そんな彼らに怒るわけでもなく、家を出ようとするわけでもなく、従順な未亡人を演じながら、方で愛人の佐原と、激烈なセックスをしていた。『夜泣き喪服妻 女臭い寝床』スチール4
 宏之が帰ってきても、彼のいる場所はどこにもなかったのだ。貞操帯をつけさせるだけでは満足できなくなった健介が、いよいよ了子に手を出してきた。その気配を感じた直之が、了子を守ろうとする。
 二人の間で、了子は揺れる小舟のように、波まかせだ。歯がゆくてたまらない宏之。
 そんなある日、健介と直之は、宏之が丹精込めて育てていた植物をゴミ屋に出してしまう。帰ってきた了子はそれを知り、ゴミ屋の後を迫って、走っていく。了子にとっては、この植物こそが、宏之との思い出を残す大切なものだったのだ。
 どこまでも、ゴミ屋を迫って懸命に走っていく了子のなかで、宏之は、現世に帰ってきて初めて、感動を覚えていた。
 宏之は思う。生き残った了子が、愛人とSMまがいのセックスをしようと、いいじゃないか。彼女の中に、自分の思い出をこれだけ大切にしようとする心が生きているのなら。
 その温かい気持ちと同時に、宏之の意識は薄れていった。この世にいたいという執念が薄れ、ようやくあちらの世界にいくことができそうだ。
 ある夜、ついに健介は、
 「もう貞操帯はいらないでしょう。ちょっと早いけど、解禁です」
と言いつつ、了子とセックスすることに成功する。それを見ながら、
 「やっぱりこのインゴウ親父、許せない」
と言う、誰にも聞こえない宏之の呟きがあった。