義父と嫁
夫の目を盗んで…

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◆スタッフ◆製作:フィルムハウス/提供:Xces Film/監督・脚本:伊藤正治/撮影:佐藤文男/録音:シネキャビン/編集:金子尚樹/助監督:羽生研司:小谷内郁代/スチール:小島浩/ヘアメイク:『義父と嫁 夫の目を盗んで・・・』スチール1松本貴恵子/現像:東映ラボテック/
◆キャスト◆茅野貴子:佐久間百合子/茅野彩香:麻生みゅう/小谷美里:吉行由実/茅野総一郎:久須美欽一/杉田正人:山本清彦/進藤純一:田原政人/
◆解説◆
ワープロを打つ義父さんの指使いのなまめかしい、ペンだこのある極大な指が男ぽくって好きなこと…そんな義父さんに何時か抱かれる事を夢見ながら籍が抜けないでいる。死んだ夫の親友でもあり、今の恋人でもある男が隣にいても、義父さんに抱かれ秘部を指でいじられ、思わず吐息を漏らしてしまい、官能の世界に溺れていく自分の夢を見ている。これではまるで『アァ義父様、そのペンだこのある指で私の女の部分を引っ掻き回して頂戴!』と懇願しているようにしか思えない。何だかとてつもなく指に執着している様に思うが、指先の器用な男はセックスをするにあたって、充分に満足させてくれるだろうという現われか?全く澄ました顔をしているが頭の中はといえば、寝ても覚めてもヤルことだらけ、想像の世界で楽しんでいる女程スケベな生き物だ。
 今回、久しぶりの監督伊藤正治。女囚ものでは御馴染みだが熟女をどの様に仕上げているか期待の作品だ。亡き夫の父、義父さんを愛してしまった未亡人にお色家熟女の佐久間百合子。だが、なかなか愛しているとは言い出せない。そんな義姉をよそに、我が道を行く援助交際も割り切ってしている17才の小娘に、自分に素直に『義父と嫁 夫の目を盗んで・・・』スチール2生きること、愛している人と寝る事は素晴らしい事だと教えられる。世代が違えば考えも違う、むしろ大人たちのしていることのほうが、純粋で意地らしく思えてくる。自分に素直になれた未亡人は…やがて物語はクライマックスへと…
◆ストーリー◆
 ある夜のラブホテル。茅野貴子が杉田正人とセックスに没頭している。二年前。貴子の夫は交通事故で死んだ。その後貴子は、夫の親友であった正人に色々相談に乗ってもらうなど、面倒をみてもらっていた。しかし、いつしか二人は、肉体関係をもつようになってしまった。
 正人が、貴子への思いを打ち明けた。
 「そろそろ隆一郎への思いを断ち切ってもいい頃だ。僕と一緒にならないか」
 正人の言葉に、戸惑う貴子。だが、結婚しようと言う正人のプロポーズには「まだ心の整理がつかない」と返事をうやむやにする貴子であった。
 貴子が自分のマンションに帰ってくると、亡き夫の妹彩香が来ていた。「家出をしてきたので、しばらくおいて欲しい」と頼む彩香。その直後、テレクラ遊びを始める彩香。電話で相談がまとまり「へへッ!ちょっと稼いでくるね。ねえ、お姉さんも電話かけてみたら。未亡人なんていったら、結構お金稼げると思うな」平然と言い残し、夜の街へ『義父と嫁 夫の目を盗んで・・・』スチール3と出かけていく彩香を、唖然と見送る貴子。
 正人は、行きつけのスナック「まりも」に寄った。グデングデンに酔っぱらった正人を、優しく介抱するママの小谷美里。美里は、チャンスとばかりに、正人に迫った。「あんな未亡人より、私の方がずっといいわよ」美里の視線にドギマギする正人。
 翌日、貴子が起きるとリビングで彩香が見知らぬ男進藤純一と雑魚寝している。あきれる貴子であったが、彩香はアッケラカンとしている。そんな彩香に、義父の家に話に行くという貴子。ブーたれた彩香だったが、貴子が出かけると、さっそく男とセックスを始めた。
 貴子は、何時ものように茅野の籍を抜かないかと勧める義父総一郎に「私、籍を抜かずにこのままずっと居ます」とじっと総一郎を見つめるのであった。
 茅野家の帰り道、正人を「まりも」に呼出し彩香のことを相談した。「どうも、テレクラで知り合った男にいいようにあしらわれているらしいの。正人さんから、上手く説教してもらえないかしら」「へぇ、あの彩香ちゃんがねえ」二人の話を聞いていた美里がニンマリと笑った。
 数日後、公園に彩香を呼び出し説教する正人。「乱暴な生き方をするな、もっと自分を大切にしなきゃ」「バージンを捨てて一皮むけたかっただけなんだ。でも、判ったんだ、形だけ捨てても駄目だって。本当に好きな人に抱かれなきゃバージンを捨てたことにならないんだって」と彩香。正人に昔から憧れていたことを告げる。正人に『義父と嫁 夫の目を盗んで・・・』スチール4抱かれたら、もう無茶な遊びは辞めるという彩香。彩香の気持ちを受け入れることを決心する正人。
 二人、場末のラブホテルに入る。彩香を抱いていく正人。カシャツ、カシャツ、とカメラのシャッター音がする。その写真をバシャバシャ撮っている美里。実は、美里が彩香に小遣いを渡して、正人を誘惑するように頼んだのだ。
 「まりも」に正人を探しにやって来た貴子だが店にいるのは美里一人。「正人なら、あきらめた方がいい」と、彩香と正人のセックス写真を見せる。そこへ、正人がやってくる。説明してよと写真を投げ突ける貴子に、無言のまま下を向く正人。放心したように店を出ていく貴子。その後姿に、力無く正人が名前を呼ぶが、振り向きもしない貴子。美里、うなだれている正人を慰めそのままセックスしていく二人。
 翌日、貴子のマンションに彩香が帰ってきた。貴子が、正人のことを問い詰める。「もう少し自分を大切にした方がいいよ」と貴子。「正人さんと同じこと言うのね」と愉快がる彩香。彩香のあっけらかんとした様子に、貴子の心が溶けていく。何かを、決心した様子の貴子。
 貴子と総一郎が、神社にやって来る。3年前に死んだ夫と式を挙げた場所でもある。貴子は、いきなり亡き夫とのことを全て清算して籍を抜きたいという。「わかった、でも何故急に決心したんだね」と聞く総一郎。「私、判ったんです。彩香ちゃんがキッカケを作ってくれたんです。何故、籍が抜けなかったか。お父さんと離れたくなかった。お父さん、私を愛して…」
 茅野家の総一郎の部屋に布団がひかれている。二人の愛のあるセックスが展開されていき、貴子の口から思わず漏れた言葉「お父さ…あなた」